満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。フィリピ4:12~13

現代の私たちは、飽食の時代を迎えているといわれています。スーパーに行けば、様々な食べ物が並べられていて、お金を出せばいろんなものが手に入ります。外食産業も盛んで、日本料理はもとより、西洋料理、中華料理、インド料理、ベトナム料理など、様々な料理をたしなむこともできるようになっています。

しかし、日本や世界の歴史を振り返るならば、王様や貴族のような人を除けば、多くの時代において、多くの人々はひもじい生活をしてきたことが分かります。日本では災害がよく起こりました。それに備えるために、武士も農民も町民たちもお米を蓄えておいて、普段は古古米をいただき、災害に遭うと蓄えておいたお米をみんなのために拠出して、ともに助け合うという暮らしを続けてきたのです。

富める者も貧しい者もともに助け合うということが実践されたのは、初代のキリスト教会の姿でもありました。主がそのような教会をたて上げ、導いてくださったのですが、それは当時のキリスト教会というばかりではなく、パウロ自身のうちにも聖霊は働いてくださって、どのような状況に置かれた時にもそれに対処することが出来るように、パウロ自身の信仰を、豊かに導いてくださったのでした。

祈り

天の父なる神様、周りの環境や状況に振り回されたり、不安や恐れを抱いてしまう私たちを神の民として新しくし、導いてくださる恵みを感謝いたします。

どの様なときにも主に在って生きる者とならせてください。