3:1 では、ユダヤ人の優れた点は何か。割礼の利益は何か。

 3:2 それはあらゆる面からいろいろ指摘できます。まず、彼らは神の言葉をゆだねられたのです。

 3:3 それはいったいどういうことか。彼らの中に不誠実な者たちがいたにせよ、その不誠実のせいで、神の誠実が無にされるとでもいうのですか。

 3:4 決してそうではない。人はすべて偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。「あなたは、言葉を述べるとき、正しいとされ、/裁きを受けるとき、勝利を得られる」と書いてあるとおりです。

 

神様の御心は、当初からあらゆる国籍や民族の人々を神の救いの恵みに導こうとするものでしたが、まず最初にユダヤ人をお選びになり、彼らに神の言葉を与えるとともに彼らの中からすべての民の救い主をお与えになりました。

 

しかし、ユダヤ人たちは、神のみ言葉に聞き従おうとはしないで、神に背き続ける歴史が続きました。その中にあっても、神は「残りの者」といわれる少数ではありますが神により頼もうとする人たちを与えてくださいました。

 

やがて、神の御子であるイエス・キリストが来られましたが、ユダヤ人たちは神の御子をも十字架にかけて殺してしまいました。何の罪もない神の御子が十字架において死なれましたが、これは、かねてより神が救いの御計画として御子の十字架の犠牲の死によって、私たち罪ある者の罪を贖うためであったのです。主イエスは、あの十字架において(私たちの立場に身を置いて、私たちの身代わりに)苦しみを受けて、完全な罪の贖いの捧げものとなってくださいました。

 

祈り

 

天の父なる神様、「人はすべて偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。」と言われていますが、いつの時代も、どの民族も、真実に神を神として求めようとする人間は誠に少ないことを思います。あなたのしもべとして歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。