だから、偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。わたしたちは、互いに体の一部なのです。怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはいけません。エフェソ4:25~26

神は聖なる方であり真実な方ですから、私たちも互いに真実を語ることを願っておられます。今日の聖句のように「真実を語りなさい」と勧められているのは、この世界には偽りが多く、むしろ真実を語ることによってけむたがられたり、周りの人々から迫害されるようなことさえ起こっているからです。

嘘をついてごまかすことによって徳をしたり、昇進したりすることもあります。市民を守るはずの警察が、例えばカラ出張を偽装したり、文書を偽造したりして裏金を作ったり、裁判所の判事が賄賂を受け取ってその人の有利になるような判決をしたりするようなことが実際に行われていることが、現役を退職した方々の内部告発によって明らかにされてきています。

学校でいじめを目撃した人が、正しい証言をしていじめられた人を弁護するようなことは、とても勇気のいることですが、そのように真実を語ることがここでは勧められています。

怒ることがあっても、その怒りの心を長引かせることがないように、私たちも心掛けたいものだと思います。

祈り

天の父なる神様、隣人に対して真実を語ることができますように。また怒ることがあっても長引かせることがありませんように。あなたと共に歩む心の平安のうちに歩むことができますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。