11:2 あなたがたが、何かにつけわたしを思い出し、わたしがあなたがたに伝えたとおりに、伝えられた教えを守っているのは、立派だと思います。

 11:3 ここであなたがたに知っておいてほしいのは、すべての男の頭はキリスト、女の頭は男、そしてキリストの頭は神であるということです。

 11:4 男はだれでも祈ったり、預言したりする際に、頭に物をかぶるなら、自分の頭を侮辱することになります。

 11:5 女はだれでも祈ったり、預言したりする際に、頭に物をかぶらないなら、その頭を侮辱することになります。それは、髪の毛をそり落としたのと同じだからです。

 11:6 女が頭に物をかぶらないなら、髪の毛を切ってしまいなさい。女にとって髪の毛を切ったり、そり落としたりするのが恥ずかしいことなら、頭に物をかぶるべきです。

 

ここでは、男性のあり方、女性のあり方を分けて、女性は頭にかぶりものを身に着けるべきことが教えられています。今ではクリスチャンであっても女性はかぶりものを付けるという事はあまり意識されてはいません。

 

聖書には、いつの時代にも普遍的で重要な、人間の救いに関する中心的な教えと、その当時の時代背景や時代によって移り変わる周辺的な教えが記されています。今日の聖句にある女性のかぶりものに関することは周辺的な事柄と言えるものです。

 

このみ言葉が書かれた当時は、女性がかぶりものを付けることが社会通念として行われていましたので、パウロは、人々につまづきを与えないためにこのことを伝えていたのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、いつの時代もあなたの憐みによって私たちを支え導いてくださる恵みを感謝いたします。あなたの御心を求めて歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。