旅人がやってきたのを見て、ソドムの人たちがロトの家に押しかけてきました。この町の人たちはよそ者を歓迎しないという傾向があったようです。
19:12 二人の客はロトに言った。「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れてここから逃げなさい。
「なぶりものにする」というのは、男色の罪を犯すことを示していると思われますが、ロトが出て行って彼らをとどめようとすると、彼らは、「そこをどけ。」「こいつは、よそ者のくせに、指図などして。」「さあ、彼らより先に、お前を痛い目に遭わせてやる。」と言いました。
ソドムの町自体が無法地帯になっている様子が分かります。天使たちは、ロトを家の中に入れて、外にいる人たちに目つぶしを食わせたので、彼らは家の戸口がどこにあるのかもわからなくなりました。
ここでは、天使は目に見える形で出てきていますが、これは例外であって、通常天使は私たちの目には見えないが、神の使いとして様々な働きをしていると考えられます。
主イエスは、十字架に架けられる前、「わたしが父にお願いできないとでも思うのか。お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう。」(マタイ26:53)と言われました。神の御手にある守りと支えは、私たちの思いをはるかに超えたものです。
祈り
天の父なる神様、私たちの目には見えないサタン(堕落した天使)や悪霊が存在することを考えると、私たちは、あなたなしにはいのちに向かうような人生を送ることが出来ないことを思わされますが、あなたは、私たちを選び、私たちを守り導いてくださっています。御手を覚えつつ、あなたと共に生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。