26:9 実は私自身も、あのナザレの人イエスの名に大いに反対すべきだと考えていました。

 26:10 そして、それをエルサレムで実行に移し、この私が祭司長たちから権限を受けて多くの聖なる者たちを牢に入れ、彼らが死刑になるときは、賛成の意思表示をしたのです。

 26:11 また、至るところの会堂で、しばしば彼らを罰してイエスを冒涜するように強制し、彼らに対して激しく怒り狂い、外国の町にまでも迫害の手を伸ばしたのです。」

 

パウロは、当時のユダヤ人の指導者たちと同じように、主イエスの教えに反対し、イエス・キリストを信じる人々を迫害する者であったことを証言しています。

 

ファリサイ派の議員であり当時は最高峰の学問の府と言えるガマリエルの門下生として律法を学んできたパウロは、ファリサイ派のラビたちの教えをそのままに受け入れていましたから、主イエスを殺害しようとしたファリサイ派やユダヤ最高議会の教えに同意していたのです。

 

そのため、イエス・キリストを信じるキリスト教徒たちを迫害する急先鋒となっていたのでした。律法への熱心さに欠けては右に出る者がいないほどの者でした。神様はそのようなパウロをイエス・キリストの福音を宣べ伝えていく者へと召されたのでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、パウロをはじめ、多くの主にある働き人を立てて、イエス・キリストの福音を私たちにもお伝えくださる恵みを感謝いたします。罪びとの罪を贖い、復活の命を与えてくださる主の恵みを多くの人々と分かち合うことが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。