14:15 主はモーセに言われた。「なぜ、わたしに向かって叫ぶのか。イスラエルの人々に命じて出発させなさい。

14:16 杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べて、海を二つに分けなさい。そうすれば、イスラエルの民は海の中の乾いた所を通ることができる。

14:17 しかし、わたしはエジプト人の心をかたくなにするから、彼らはお前たちの後を追って来る。そのとき、わたしはファラオとその全軍、戦車と騎兵を破って栄光を現す。

14:18 わたしがファラオとその戦車、騎兵を破って栄光を現すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」

14:19 イスラエルの部隊に先立って進んでいた神の御使いは、移動して彼らの後ろを行き、彼らの前にあった雲の柱も移動して後ろに立ち、

14:20 エジプトの陣とイスラエルの陣との間に入った。真っ黒な雲が立ちこめ、光が闇夜を貫いた。両軍は、一晩中、互いに近づくことはなかった。

 

紅海の岸辺に宿営していたイスラエルの人たちは、後ろからエジプトの軍隊が追いかけてくるのを知りました。前には海があり、後ろからはエジプトの軍隊が追いかけてきている中で、彼らはモーセと神様に不平不満をぶちまけました。

 

こうした事態の中にあって、神を信じることが出来なかったのです。しかし、ここまで彼らを導き出してくださった神は次のように言われました。

 

「主はモーセに言われた。「なぜ、わたしに向かって叫ぶのか。イスラエルの人々に命じて出発させなさい。杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べて、海を二つに分けなさい。そうすれば、イスラエルの民は海の中の乾いた所を通ることができる。」つまり、海を二つに分けるから、そこを通って進んでいきなさいと言われたのです。

 

イスラエルの人々を先導していた雲の柱は、一番後ろに回って、エジプトの軍隊との間に立ちふさがり、エジプト人たちはそれ以上前進することが出来なくなりました。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはこの歴史の中に生きて働き、その語ったことは必ずその通りに実現するお方であることを実際の行動において教えて下さっています。人は語ったことを実行できなかったり、気持ちが変わったりすることがありますが、あなたはイスラエルを救うと言われたことは必ず実現してくださいます。そのようなあなたの御手に今日も守られていることを覚えて、主に在って今日もこの日を歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。