7:14 わたしたちは、律法が霊的なものであると知っています。しかし、わたしは肉の人であり、罪に売り渡されています。
7:15 わたしは、自分のしていることが分かりません。自分が望むことは実行せず、かえって憎んでいることをするからです。
7:16 もし、望まないことを行っているとすれば、律法を善いものとして認めているわけになります。
パウロ自身、神に従いたいという思いはあっても、自分自身のうちにある罪によってそれをすることが出来ないことを告白しています。
「自分が望むことは実行せず、かえって憎んでいることをする」というのは、誰しもが心当たりのあることではないでしょうか。よいことをしたいと願っていても、それを実行することが出来ないのです。
この現実を見ていく時、私たちのうちには罪があることを教えられます。「自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。」(1ヨハネ1:8)と言われているとおりです。
祈り
天の父なる神様、私たちのうちにある罪を、私たち自身の力や知恵によってはなくすことが出来ません。罪の束縛の中にある私たちの現実を正直に見つめることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。