6:12 わたしたちの負い目を赦してください、/わたしたちも自分に負い目のある人を/赦しましたように。

 

「わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように」。ここでの「負い目」は「罪」を指しています。ルカによる福音書第11章に記されている「主の祈り」の箇所では「わたしたちの罪を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を皆赦しますから」と言われています。

 

新約聖書の原典は、ギリシャ語で記されておりますが、イエス様はアラム語をお話しになりました。そのアラム語では、「負い目」は、罪をも意味していたのです。ですからこの個所を、私の罪をおゆるし下さいと理解することも出来るのです。その方が私たちにはよくわかるのではないかと思います。

 

「自分の罪」が本当に分かるためには、神様に教えていただかなければなりません。自分では分かっているつもりでも、自分の罪を自分で理解できないことそれ自体が罪のうちにある人間の姿だからです。聖である神との出会いによって、自分のありのままの正直な姿を教えられるのです。

 

自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。(1ヨハネ1:8~9)

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたに対しても人に対しても罪を犯してしまう私たちのために、ひとり子をお遣わしになり、私たちの必要に応えてくださる恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。