5:16 それで、わたしたちは、今後だれをも肉に従って知ろうとはしません。肉に従ってキリストを知っていたとしても、今はもうそのように知ろうとはしません。

 

14~15節には、「一人の方がすべての人のために死んでくださった以上、すべての人も死んだことになります。その一人の方はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。」と言われていました。

 

「自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きる」者とされたからこそ「わたしたちは、今後だれをも肉に従って知ろうとは」しないのです。自分に代わって死んで復活された方のために生きるキリスト者は、人を評価する基準も変わってくるのです。「肉に従って」とは、「聖霊を与えられていない人間の基準によって」ということです。

 

これからは人間の基準ではなく聖霊の導きに従った考え方や生き方をしていくという事です。コリントの教会には分派争いがあったり、みだらな行いに走ってしまう人たちもありました。そのようになってしまった人たちは、聖霊によるのではなく人間的な基準に従ってしまったことが問題の原因だったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、肉に従うのではなく聖霊に導かれて私たちの人生を整えていくことが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。