7:3 あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。

 7:4 兄弟に向かって、『あなたの目からおが屑を取らせてください』と、どうして言えようか。自分の目に丸太があるではないか。

 7:5 偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からおが屑を取り除くことができる。

 

イエスさまは、兄弟姉妹を裁く人は、自分の目の中にある丸太に気づかずに、「あなたの目からおが屑を取らせてください」と言っている人と同じであると言われています。

 

自分の目の前に丸太があれば、当然前にあるものを正しく見ることが出来ません。ここで「自分の目の前にある丸太」と言われているのは、自分のうちにある罪のことを表しています。罪によって心の目が曇っているために、見えなくなっていると言われるのです。

 

そのために兄弟の罪は分かっても自分の罪には気づかなかったり、「他人には厳しく、自分には甘い」という思いをもって自分を正当化しようとしてしまうのです。「まず自分の目から丸太を取り除く」ことが求められているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、人間のうちにある罪は、自分には甘く他人には厳しいという思いを持ってしまう傾向になりがちです。自分自身のうちにある丸太を取り去って、真実を見ることが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。