わたしたちは、神の御前で、あなたがたのことで喜びにあふれています。この大きな喜びに対して、どのような感謝を神にささげたらよいでしょうか。顔を合わせて、あなたがたの信仰に必要なものを補いたいと、夜も昼も切に祈っています。1テサロニケ3:9~10
パウロは、テサロニケの教会の方々に節に逢いたいという願いをこれまで述べてきましたが、それは単に一目会いたいということではなく、実際に出会って、彼らの信仰をより確かなものにしたいということです。
しかし、それは神の助けなしには実現しないことです。そこでパウロの願いは祈りとなって、11~13節の祈りへと続いていきます。
「神の御前で、あなたがたのことで喜びにあふれています。」というのは、パウロたちがテモテからテサロニケの教会のことを聞き、彼らが神への確かな信仰に生かされていることを知ったからです。
しかし、パウロたちは、なおテサロニケの教会に欠けたところがあることを理解していて「あなたがたの信仰に必要なものを補いたい」と願っているのです。この世にある限りは、いつの時代も完全な教会というものは存在しません。常によりよきものを求め、より神に近づく者でありたいと思います。
祈り
天の父なる神様、これまでパウロが述べてきたように、教会のための苦しみが、教会に生きる喜びと分かちがたく結び合わされています。これは主イエスご自身が経験なさったことであり、世々のクリスチャンたちが経験してきたことでもありました。この中であなたの御心の真実をさらに深く知ることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。