11:13 すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである。
11:14 あなたがたが認めようとすれば分かることだが、実は、彼は現れるはずのエリヤである。
イエス様は「すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである」と言われ、ヨハネを旧約の最後の預言者としてお語りになりました。さらに、イエス様は、「あなたがたが認めようとすれば分かることだが、実は、彼は現れるはずのエリヤである」と言われたのです。
これは昨日も引用したマラキ書の最後の部分に預言されていたことです。
3:19 見よ、その日が来る/炉のように燃える日が。高慢な者、悪を行う者は/すべてわらのようになる。到来するその日は、と万軍の主は言われる。彼らを燃え上がらせ、根も枝も残さない。
3:20 しかし、わが名を畏れ敬うあなたたちには/義の太陽が昇る。その翼にはいやす力がある。あなたたちは牛舎の子牛のように/躍り出て跳び回る。
3:21 わたしが備えているその日に/あなたたちは神に逆らう者を踏みつける。彼らは足の下で灰になる、と万軍の主は言われる。
3:22 わが僕モーセの教えを思い起こせ。わたしは彼に、全イスラエルのため/ホレブで掟と定めを命じておいた。
3:23 見よ、わたしは/大いなる恐るべき主の日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす。
3:24 彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。わたしが来て、破滅をもって/この地を撃つことがないように。
23節に、「見よ、わたしは/大いなる恐るべき主の日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす」とありますように、イエス様の時代の人々は、主の日の到来の前に、エリヤが遣わされると信じていました。
イエス様は、メシアが到来する前に現れると預言されていたエリヤこそバプテスマのヨハネであると言われたのです。「彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。」と言われている「父」とは父なる神であり、「子」とはイエス・キリストです。ヨハネは、人々の心をまことの神に向けさせるために、メシアであるイエス・キリストに向けさせるために遣わされたのです。
祈り
天の父なる神様、私たちが滅びに陥ることがないように、メシアであるイエス・キリストをお遣わしくださいましたことを感謝いたします。主にあって歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。