4:13 モーセは、なおも言った。「ああ主よ。どうぞ、だれかほかの人を見つけてお遣わしください。」

4:14 主はついに、モーセに向かって怒りを発して言われた。「あなたにはレビ人アロンという兄弟がいるではないか。わたしは彼が雄弁なことを知っている。その彼が今、あなたに会おうとして、こちらに向かっている。あなたに会ったら、心から喜ぶであろう。

4:15 彼によく話し、語るべき言葉を彼の口に託すがよい。わたしはあなたの口と共にあり、また彼の口と共にあって、あなたたちのなすべきことを教えよう。

 

聖書において、モーセはとても素晴らしい預言者であったと言われていますが、このモーセは、神の召しを受けた時、自分にはそんな働きは出来ない、あるいはしたくないと考えて、「ああ主よ。どうぞ、だれかほかの人を見つけてお遣わしください。」と言ったことが記されています。

 

また、このモーセの答えに対して、「主はついに、モーセに向かって怒りを発して言われた。」と言われています。神は、モーセがとても従順で、信仰も強く、その能力も高い人であったから彼を選んだのではありませんでした。

 

確かに、モーセはエジプトで最高の教育を受けたために、モーセ五書と言われる聖書を書くことが出来ました。しかし1コリント1:26には、「兄弟たち、あなたがたが召されたときのことを、思い起こしてみなさい。人間的に見て知恵のある者が多かったわけではなく、能力のある者や、家柄のよい者が多かったわけでもありません。」と言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたによって生かされておりながら罪の中に堕ちてしまい、さ迷っている私たちを愛し、闇の中から救い出してくださいます。またその働きのために私たちを用いたいと願っておられます。あなたの召しに応えて歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。