9:25 ホセアの書にも、次のように述べられています。「わたしは、自分の民でない者をわたしの民と呼び、/愛されなかった者を愛された者と呼ぶ。
9:26 『あなたたちは、わたしの民ではない』/と言われたその場所で、/彼らは生ける神の子らと呼ばれる。」
9:27 また、イザヤはイスラエルについて、叫んでいます。「たとえイスラエルの子らの数が海辺の砂のようであっても、残りの者が救われる。
9:28 主は地上において完全に、しかも速やかに、言われたことを行われる。」
9:29 それはまた、イザヤがあらかじめこう告げていたとおりです。「万軍の主がわたしたちに子孫を残されなかったら、/わたしたちはソドムのようになり、/ゴモラのようにされたであろう。」
今日のみ言葉は、9章24節の「神はわたしたちを憐れみの器として、ユダヤ人からだけでなく、異邦人の中からも召し出してくださいました。」というみ言葉を受けて言われているものです。
神は最初アブラハムの子孫であるユダヤ民族をお選びになり、彼らにみ言葉を与え、彼らを通して世界中の人々に神のみ言葉が伝えられていくことを願われましたが、ユダヤ人たちは、異邦人たちに伝道することはほとんどありませんでした。
そのため、神はイエス・キリストによる罪の贖いが実現され、聖霊が人々のうちに注がれるようになってからは、全世界の人々にイエス・キリストの福音を宣べ伝えるように導かれたのです。神はそれがどのような民族であるかということにはこだわらず「残りの民」をお選びになり、彼らを救いに導かれるのです。神は分け隔てすることはありません。
祈り
天の父なる神様、救いの御計画に従って「残りの者」をどの時代にもお与えくださり、罪と死に束縛されてしまった私たちを、民族や境遇の違いなどによって分け隔てすることなく救いに導こうとしてくださる恵みを感謝いたします。
真実にイエス・キリストにつながり続ける「残りの者」として歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。