12:1 兄弟たち、霊的な賜物については、次のことはぜひ知っておいてほしい。

 12:2 あなたがたがまだ異教徒だったころ、誘われるままに、ものの言えない偶像のもとに連れて行かれたことを覚えているでしょう。

 12:3 ここであなたがたに言っておきたい。神の霊によって語る人は、だれも「イエスは神から見捨てられよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。

 

私たちは皆、かつては神を知らず、神を求めようともしない者でした。コリントの教会の人たちも、「まだ異教徒だったころ、誘われるままに、ものの言えない偶像のもとに連れて行かれた」こともあったようです。

 

日本も多神教の世界ですから、至る所に偶像があり、お金や地位などさまざまな目に見えるものを心のよりどころにしたり、それにより頼んでくらすこともありました。今でもそうしたことがあるかも分かりませんが、そのような私たちを神様はお導きくださって、聖霊によって神を求める心を与え、聖書を理解し、信仰をもってまことの神と共に生きることが出来るようにして下さったのです。

 

これはすべて神の恵みによるものです。聖霊によって、私たちは、「イエスは主である」という信仰に導かれ、信仰によって救われる恵みに与ることが出来るようになったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、ただあなたの恵みによって、霊的に死んでいた私たちを神のもとに導き、生命に生きる者としてくださった事を感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。