8:1 神は、ノアと彼と共に箱舟にいたすべての獣とすべての家畜を御心に留め、地の上に風を吹かせられたので、水が減り始めた。
8:2 また、深淵の源と天の窓が閉じられたので、天からの雨は降りやみ、
8:3 水は地上からひいて行った。百五十日の後には水が減って、
8:4 第七の月の十七日に箱舟はアララト山の上に止まった。
8:5 水はますます減って第十の月になり、第十の月の一日には山々の頂が現れた。
全治を覆っていた水が減り始めて、山山の頂が現れるようになりました。
今日、エベレストのような高い山の上の方にも、貝殻や海の魚の化石が出てくることが知られています。
ノアの箱舟と洪水の出来事について、ある書物には、この洪水は、パレスチナ地方に起こった局所的なものであったと書かれていました。
しかし、聖書の記述によれば、この洪水はこの地球の全地に及んだことが記されています。
150日もの間水に覆われる状態になれば、地上の生き物は生きていくことが出来ません。箱舟に入っていた人や動物を除いて、地上の生き物はすべて死に絶えてしまったと考えられます。
へブラ人への手紙9章には、「人間にはただ一度死ぬことと、その後に裁きを受けることが定まっている」と言われているように、人は皆、やがて神の裁きの前に出ることになります。これには例外はありません。ノアの箱舟の出来事を通して、私たちも、終わりの時の裁きに備えることを教えられます。
それは、唯一の救い主であるイエス・キリストを信じて生きることに他なりません。ヨハネの福音書20章には、聖書が書かれた目的について、次のように記されています。「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。」(ヨハネ20:31)
祈り
天の父なる神様、あなたのみ言葉は、そのすべてが私たちの救いのために書かれたものであり、イエス・キリストを信じていのちを得ることが出来るように働いてくださるあなたの恵みの御業を指し示しています。どうか、私たちが確かな信仰に生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。