12:14 体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。
12:15 足が、「わたしは手ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。
12:16 耳が、「わたしは目ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。
12:17 もし体全体が目だったら、どこで聞きますか。もし全体が耳だったら、どこでにおいをかぎますか。
人間の体はとても素晴らしく作られています。体は一つですが、どの器官も無駄なものはなく、どの器官もお互いを生かしあうように働いています。私には何の賜物もないし、私は生きていても仕方がないような人間だと思うような人があるかもしれませんが、今日のみ言葉は、どの人も神様の前には貴い存在であり、かけがえのない存在であることを教えているのです。
「足が、「わたしは手ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。耳が、「わたしは目ではないから、体の一部ではない」と言ったところで、体の一部でなくなるでしょうか。」と言われているように、私たちひとりひとりは体の一部として機能するような存在として今日も生かされているのです。
体の一部が他の器官を攻撃するようなことがないように、私たちもお互いに争い遭ったりいがみ合ったりすることは決して神の御心ではないのです。その人がどのような民族であれ、どのような宗教を信じる人であれ、どのような境遇にある人であったとしても、互いに愛し合う者として生かされているのです。
祈り
天の父なる神様、人の体にあるそれぞれの器官のように、すべての民をキリストにあってひとつにしてくださり、共に生きる者としてくださる恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。