兄弟たち、わたしたちは、あなたがたからしばらく引き離されていたので、――顔を見ないというだけで、心が離れていたわけではないのですが――なおさら、あなたがたの顔を見たいと切に望みました。だから、そちらへ行こうと思いました。殊に、わたしパウロは一度ならず行こうとしたのですが、サタンによって妨げられました。1テサロニケ2:17~18

このところを読むと、パウロは一刻も早くテサロニケの教会の人たちに会いたいという切なる思いを持っていたようです。それで「わたしパウロは一度ならず行こうとしたのですが、サタンによって妨げられました。」と言われています。

2章1節~16節までのところで、パウロは最初にテサロニケに滞在した時のことやそれによってテサロニケの教会の人たちの信仰が豊かに培われていることを述べてきました。ここでは、なぜもっと早くに会いに行くことが出来なかったのかを説明し、テモテを遣わしたこと、テモテが持ち帰ってきた報告と神の恵みを共に与えられていることの感謝を述べていきます。

「顔を見たいと切に望んだ」というところには、「みなしごのような気持になり」という言葉が挿入されているものもありますが、それほどに切実にテサロニケの教会の兄弟姉妹に逢いたいという切なる思いがここには綴られているのです。

祈り

天の父なる神様、各地に主イエスを信じるクリスチャンを与えてくださり、主に在る交わりが出来ますことを心より感謝いたします。ともに祈り合い、支え合いながら主に在って日々を歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。