7:6 ノアが六百歳のとき、洪水が地上に起こり、水が地の上にみなぎった。

7:7 ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った。

7:8 清い動物も清くない動物も、鳥も地を這うものもすべて、

7:9 二つずつ箱舟のノアのもとに来た。それは神がノアに命じられたとおりに、雄と雌であった。

7:10 七日が過ぎて、洪水が地上に起こった。

 

箱舟が完成し、ノアが600歳の時に洪水が起こりました。神はあらかじめ、「七日の後、わたしは四十日四十夜地上に雨を降らせ」(7:4)ることをノアに予告しておられましたが、洪水が起こる直前、およそ7日間かけて不思議なことに雄と雌を伴ってあらゆる動物たちがノアのもとにやってきて箱舟に入りました。

 

これは自然現象では考えられないことです。神様の超自然的な介入によってこのことが行われました。自然界では、動物たちが争いあったり、生き延びるために他の動物を殺害することもありますが、神はノアたちのみならず、箱舟に入った動物たちをも守られたに違いありません。

 

神の守りの御手は、洪水の最中においてのみならず、その後のこの世界の歴史においても続いています。創造から堕落を経験することになり、洪水による神の裁きが行われましたが、その中にあっても神は人類を守り、世の終わりに至るまで救いの御手を差し伸べておられることを聖書は教えているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、聖書の歴史を見る時、ノアは私たち人類のすべてのものの祖先となったということもできます。この救いの歴史を思い起こしつつ、あなたの御手により頼み、あなたの御心のうちに歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。