10:14 ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。

 10:15 遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか」と書いてあるとおりです。

 10:16 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、だれがわたしたちから聞いたことを信じましたか」と言っています。

 10:17 実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。

 

「信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」と言われています。しかし、実際には人間の働きが先にあるのではなく、神からの働き掛けがあり、神がみ言葉を聞く心を与えてくださり、それを理解出来るようにしてくださり、神を信じる信仰をもって生きるようにしてくださるのです。

 

そのために、神は「良い知らせを伝える者」を立ててくださり、神に従う多くの人々の働きを用いて、神の救いの御業を実現に至らせてくださるのです。

 

神を知らなかった者が、このようにして神の憐みのゆえに自らの罪を認め、悔い改めて、神を信じ神を呼び求めるようにしてくださるのです。「今あるは神の恵み」であることを感謝をもって覚えることが出来るようにしてくださるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの憐みによって罪ある者に福音を伝え、私たちの心を動かし、真理を知るとともに、信仰による救いの恵みをお与えくださることを心より感謝いたします。あなたの恵みのうちに歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。