だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。人を義としてくださるのは神なのです。だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。死んだ方、否、むしろ、復活させられた方であるキリスト・イエスが、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成してくださるのです。ローマ8:33~34

神に選ばれた人々を訴えるのはだれですか。神が義と認めてくださるのです。罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしていてくださるのです。(新改訳)

 

「だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょう。」と言われています。訴えるものとは悪魔(サタン)のことです。悪魔は、悪霊を従えて私たちを誘惑し罪を犯させようとするばかりでなく、私たちの思いと行いを見て、神に訴えるのです。悪魔が私たちを堕落させるために仕掛けることは、私たちをいろいろな方法でまことの神から遠ざけようとすることです。

 

そのために神以外の代替物として神によって造られたもの(偶像)に心の関心を向けさせようとします。いのちの源であり、今日も私たちを育んでおられる方にではなく、目に見えるやがては朽ちていくものだけに関心を向けようとするのです。

 

しかし、悪魔がどのように訴えたとしても、私たちはすでにイエス・キリストによってその罪を贖われた者ですから、彼らの訴えは無効です。主イエスが私が罪のために受けるべき償いをすべて支払ってくださいましたから、私の過去・現在・未来のすべての罪は赦されて、キリストの命にあずかるものとされているからです。

 

私のために十字架で死に、死に打ち勝ってよみがえってくださったキリストが、弁護者となっていてくださる人は幸いです。私たちのすべての問題をご存知で、根本的な解決者である主イエスがとりなしてくださるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちの前に立ちはだかる敵の中でも最強のものは、「罪と死」にあります。罪は死を要求するものですが、イエス・キリストにある者はもはやそれらに縛られているものではありません。主イエスのゆえに罪を赦され自由なものとされ、天に名前が記されていることを感謝いたします。主の恵みを覚えつつ、聖霊の導きに自らをお委ねして、天の都を目指して歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。