そして、わたしたちが命じておいたように、落ち着いた生活をし、自分の仕事に励み、自分の手で働くように努めなさい。そうすれば、外部の人々に対して品位をもって歩み、だれにも迷惑をかけないで済むでしょう。1テサロニケ4:11~12
2テサロニケ3章6節以下には、怠惰な生活を戒め、自分の手で働くようにと記されています。
初代の教会においては、イエス・キリストの再臨がすぐにでも起こるという意識がありましたから、将来に備えて働く必要はないという考えを抱いた人も少なくなかったようです。
そのため、パウロは、怠惰な生活ではなく、自分で働いて群れの模範となるようにしたのです。2テサロニケ3章7節以下には次のように言われています。
「わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。援助を受ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。」(2テサロニケ3:7~9)
神の御心は、私たちが怠惰な生活を送ることではなく、隣人を愛すること、隣人に奉仕すること、隣人の救いのために働くことです。
祈り
天の父なる神様、私たちは神との関係、そして人々との関係の中で生きるように造られました。ですから、誰一人として一人で生きていくことはできません。共に生きるものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。