口の言葉が結ぶ実によって/人は良いものに飽き足りる。人は手の働きに応じて報いられる。
無知な者は自分の道を正しいと見なす。知恵ある人は勧めに聞き従う。箴言12:14~15
その人がどのような言葉を語る人であるかによって、その人の人となりが分かります。英語では「リップスサービス」という言葉があります。これは、表面的にはその人のことを大切に考えているようだけれど、心からそう思っているのではないような、口先だけの言葉を表現しています。
口で言っていることとやっていることがまるで違うということであれば、その言葉はリップスサービスではないかと疑われます。今日の聖句には、「口の言葉が結ぶ実によって」とありますので、これを語る人は、言葉だけでなく行いをも伴っている人の言葉だと言えます。
真心からの愛の言葉は、人の心ばかりではなく、自分の心をも潤していくのです。この言葉には、言葉と行いが密接につながっていること、表や裏のない無垢な心であることが求められています。
自分には罪がない、何の欠けもないと思っている人は無知な人であり、そのような人は神により頼まなくても、自分自身で道を拓いていけると思ってしまいます。
祈り
天の父なる神様、心が曲がってしまうと、平気でうそをついたり、人を欺くことを考えたりするものです。神に対しても、人に対してもまっすぐな心で、真心をもって接していくことができますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。