25:24 月が満ちて出産の時が来ると、胎内にはまさしく双子がいた。
25:25 先に出てきた子は赤くて、全身が毛皮の衣のようであったので、エサウと名付けた。
25:26 その後で弟が出てきたが、その手がエサウのかかと(アケブ)をつかんでいたので、ヤコブと名付けた。リベカが二人を産んだとき、イサクは六十歳であった。
25:27 二人の子供は成長して、エサウは巧みな狩人で野の人となったが、ヤコブは穏やかな人で天幕の周りで働くのを常とした。
イサクとリベカから、エサウとヤコブと言う二人の兄弟が生まれました。エサウは後のエドム人の先祖となり、ヤコブは後のイスラエル人の先祖となりました。
この二人の兄弟は、母の胎にいるときから押し合っていたと言われていますが、イスラエル人とパレスチナ人は今も互いに争いあっているように思われます。
エサウは巧みな狩人で野の人となったが、ヤコブは穏やかな人で天幕の周りで働くのを常とした。といわれているように、この兄弟は姿かたちも、生活様式も異なっていましたが、23節には、「二つの国民があなたの胎内に宿っており/二つの民があなたの腹の内で分かれ争っている。一つの民が他の民より強くなり/兄が弟に仕えるようになる。」と言われていたように、弟が兄を出し抜いて優位に立っていくという預言がその通りに実現していくようになります。
祈り
天の父なる神様、あなたはこの世に生まれたどの人をも分け隔てなく、生かし、育み、導いてくださいますが、人の心は移ろいやすく、与えられた恵みに気がつかなかったり、すぐに忘れてしまうことの多いものです。あなたの恵みを常に覚えながら感謝の生活をしていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。