13:5 ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。
13:6 しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。
13:20 石だらけの所に蒔かれたものとは、御言葉を聞いて、すぐ喜んで受け入れるが、
13:21 自分には根がないので、しばらくは続いても、御言葉のために艱難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまう人である。
種がまかれたとしても、それが土の薄い石地であった場合、芽を出すことが出来たとしても根を張ることが出来ないためにそのうち枯れてしまうことになります。
そのようにみ言葉を聞いた人が喜んで受け入れたとしても、「自分には根がないので、しばらくは続いても、御言葉のために艱難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまう」と言われています。
宗教的指導者である律法学者たちやファリサイ派の人々は、宗教指導者でありながら神の言葉の根が張っていない人たちであったようです。彼らはイエス様を安息日を汚す者として殺そうと相談しました。
彼らは、イエス様が神の霊によって悪霊を追い出しているにもかかわらず、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」とイエス様と聖霊を冒涜したのです。
多くの群衆たちもまた、イエス様の言葉を聞いても、イエス様の業を見ても、み言葉の根が張るまでには至らないで、その意味を悟ることができませんでした。彼らは、イエス様に従う弟子となる決心をせずに、興味本位から集まってくる烏合の衆でありつづけたのです。
祈り
天の父なる神様、土の薄い石地に蒔かれた種は目を出すことが出来たとしても根がないために枯れてしまいます。そのような者ではなくあなたのみ言葉が私の心のうちにしっかりと根を張ることが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。