15:36 数日の後、パウロはバルナバに言った。「さあ、前に主の言葉を宣べ伝えたすべての町へもう一度行って兄弟たちを訪問し、どのようにしているかを見て来ようではないか。」

 15:37 バルナバは、マルコと呼ばれるヨハネも連れて行きたいと思った。

 15:38 しかしパウロは、前にパンフィリア州で自分たちから離れ、宣教に一緒に行かなかったような者は、連れて行くべきでないと考えた。

 15:39 そこで、意見が激しく衝突し、彼らはついに別行動をとるようになって、バルナバはマルコを連れてキプロス島へ向かって船出したが、

 15:40 一方、パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて、出発した。

 15:41 そして、シリア州やキリキア州を回って教会を力づけた。

 

しばらくアンティオキア教会に滞在していた後で、パウロはバルナバに言いました。「さあ、前に主の言葉を宣べ伝えたすべての町へもう一度行って兄弟たちを訪問し、どのようにしているかを見て来ようではないか。」

 

これまでかなりの距離をめぐって、各地に教会をたて上げてくるようになりましたが、そのまちまちで命が危なくなるような迫害も経験してきました。しかし、パウロたちには主によって福音宣教に召されたという使命感があり、この働きのための喜びもあったのです。

 

この時、「バルナバは、マルコと呼ばれるヨハネも連れて行きたい」と言いましたが、パウロはこれを拒否したために、バルナバとマルコ、そしてパウロとシラスという二つのグループでそれぞれにさらなる伝道旅行に出かけることになるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、エルサレムから始まって地の果てに至るまで、あなた方は私の証人となると言われたイエス・キリストの言葉が、その言葉の通りに実現されていることを感謝いたします。あなたの御心のうちに生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。