3:1 主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」
3:2 女は蛇に答えた。「わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。
3:3 でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、と神様はおっしゃいました。」

聖書は、この世界に悪魔(サタン)が存在することを教えています。悪魔は堕落した天使であり、人間を誘惑する者であり、告発する者であることを聖書は教えています。

悪魔は、例えばドラキュラやバイキンマンのように見るからに悪そうな姿をして誘惑するわけではありません。むしろ優しそうないでたちと言葉で、いかにも私たちのことをよく思っているかのような態度と言葉で誘惑してくるのです。エバは、蛇を通して語られた悪魔の誘惑の言葉にそそのかされて、神が禁じられた善悪の知識の木からとって食べてしまうようになります。

ローマ人への手紙5章には、「このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。」(ローマ5:12)と言われています。

祈り

天の父なる神様、あなたは目には見えない霊の世界において、神ご自身である聖霊とともに、堕落した天使である悪霊があることを教えてくださいました。そして私たちの真の戦うべき敵は、この世の支配者となっている悪霊であることをも教えてくださいました。しかし、私たちは、そのような悪の霊の前に全く無力なものです。御霊によって私たちを闇の力から守り、主に在って生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。