14:17 あなたが感謝するのは結構ですが、そのことで他の人が造り上げられるわけではありません。

 14:18 わたしは、あなたがたのだれよりも多くの異言を語れることを、神に感謝します。

 14:19 しかし、わたしは他の人たちをも教えるために、教会では異言で一万の言葉を語るより、理性によって五つの言葉を語る方をとります。

 

パウロは、「誰よりも多く異言を語ることが出来る」と言っておりますので、多くの異言を語っていたと思いますが、異言を語る以上に、相手にわかる言葉で福音を語っていたに違いありません。

 

福音を宣べ伝える使命を与えられたパウロは、人々に分かる言葉で御心を語ることを深く考えつつ、この働きをしたに違いありません。だからこそ、「ギリシャ人にはギリシャ人のように」、「ユダヤ人にはユダヤ人のように」相手に伝わるようにイエス・キリストの福音を伝えていったのです。

 

彼が異言で語ったのは、主に密室の部屋で神に祈る時であり、教会においては理性によって相手に分かるように語ったのだと思われます。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの福音を宣べ伝えることができますように。そのために日本人には日本人のように、相手の方々のことをよく踏まえながら、分かるようにお伝えすることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。