8:49 イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。この上、先生を煩わすことはありません。」
8:50 イエスは、これを聞いて会堂長に言われた。「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる。」
8:51 イエスはその家に着くと、ペトロ、ヨハネ、ヤコブ、それに娘の父母のほかには、だれも一緒に入ることをお許しにならなかった。
そうこうしているうちに会堂長の娘が亡くなったという知らせが、イエス様と会堂長のところに届きました。会堂長は、失望落胆したに違いないと思いますが、その時、イエス様は、「恐れることはない。ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる。」と言われました。
人間の常識では、無くなってしまったものはどうしようもないと諦めるところでしょう。「死」を前にしたら、人間はどうすることも出来ない。愛する娘であってもどうしようもないという思いを抱いたに違いありません。
この娘は確かに死んでしまったのです。しかし、主イエスは、私たちに、罪をゆるし、復活の命をお与えになるために来られたのです。
ゲームをしている時、最後の敵が最も強いものです。ラスボスと言われるものです。そしてその敵にやられたら死んでしまうのです。私たちの人生においても、最も強い敵は最後にやってきます。それは「死」という敵であり、罪と裁きがその背後に控えています。
この最強の敵に私たちは勝利することが出来るでしょうか。
祈り
天の父なる神様、多くの人は最強の敵である死に対しては、何の対策もなく、なすすべもないままに、死に対する備えをしていないように思われます。しかし、イエス・キリストは死に対する勝利をもたらしてくださるお方であることを覚えて、私たちも死への備えをすることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。