4:18 わたしがもう一度あなたがたのところへ行くようなことはないと見て、高ぶっている者がいるそうです。
4:19 しかし、主の御心であれば、すぐにでもあなたがたのところに行こう。そして、高ぶっている人たちの、言葉ではなく力を見せてもらおう。
4:20 神の国は言葉ではなく力にあるのですから。
ここで高ぶっている人と言われているのは、パウロの言葉を軽んじている人たちです。コリントの信徒への手紙二の第10章10節によると、パウロのことを「手紙は重々しく力強いが、実際に会ってみると弱々しい人で、話もつまらない」と言う者たちがいるといわれています。
このように考える人たちは、テモテが遣わされることを聞いて、パウロはもうここには来ないだろうと考えていたようです。そのように考えている人たちに対して、パウロは、「主の御心であれば、すぐにでもあなたがたのところに行こう。」と述べています。
パウロは、神によって教師として伝道者として召された使徒のひとりです。そのような人の言葉を重んじることは大切なことです。16章10節には、「テモテがそちらに着いたら、あなたがたのところで心配なく過ごせるようお世話ください。わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。」といって、同じく神によって遣わされたテモテを温かく迎えるように勧められています。
祈り
天の父なる神様、あなたによって召された使徒たちや教師・伝道者たちを私たちのために遣わし、あなたの御心を行ってくださる恵みを感謝いたします。あなたの御心のうちに生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。