テモテが確かな人物であることはあなたがたが認めるところであり、息子が父に仕えるように、彼はわたしと共に福音に仕えました。そこで、わたしは自分のことの見通しがつきしだいすぐ、テモテを送りたいと願っています。わたし自身も間もなくそちらに行けるものと、主によって確信しています。フィリピ2:22~24
テモテは、以前よりフィリピの教会に所属しており、今は獄中のパウロから主イエスの福音についての教えを受けたり、パウロのために、お世話をしたり、パウロが語る言葉を文章にする働きもしていたと思われます。それは、パウロが愛する子テモテと言っているように、とても親密な関係であったと思われます。
テモテ第1の手紙の最初のところには、「キリスト・イエスの使徒となったパウロから、信仰によるまことの子テモテへ。父である神とわたしたちの主キリスト・イエスからの恵み、憐れみ、そして平和があるように。」と言われています。彼は結婚をしていませんから子供もいないはずですが、「信仰によるまことの子テモテ」とテモテに書き送っています。
実際、パウロは、テモテを自分の子供のように受け入れ、テモテへの手紙には、実の子供に教え諭すように彼の言葉がつづられているのです。これは、主イエスは、その母と兄弟たちがやってきたときに、次のように言われたことにも呼応しているように思います。
「イエスはその人にお答えになった。「わたしの母とはだれか。わたしの兄弟とはだれか。」そして、弟子たちの方を指して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。だれでも、わたしの天の父の御心を行う人が、わたしの兄弟、姉妹、また母である。」」(マタイ12:48~50)
祈り
天の父なる神様、私たちにとって家族は大切なものですが、あなたは、信仰によって主イエスを受け入れるものを神の家族として受け入れてくださいます。あなたの子供とされていることは、なんと大きな祝福でしょうか。あなたの家族に迎えられる恵みを改めて覚えることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。