35:8 リベカの乳母デボラが死に、ベテルの下手にある樫の木の下に葬られた。そこで、その名はアロン・バクト(嘆きの樫の木)と呼ばれるようになった。

35:9 ヤコブがパダン・アラムから帰って来たとき、神は再びヤコブに現れて彼を祝福された。

35:10 神は彼に言われた。「あなたの名はヤコブである。しかし、あなたの名はもはやヤコブと呼ばれない。イスラエルがあなたの名となる。」神はこうして、彼をイスラエルと名付けられた。

35:11 神は、また彼に言われた。「わたしは全能の神である。産めよ、増えよ。あなたから/一つの国民、いや多くの国民の群れが起こり/あなたの腰から王たちが出る。

35:12 わたしは、アブラハムとイサクに与えた土地を/あなたに与える。また、あなたに続く子孫にこの土地を与える。」

 

今日の個所で神はヤコブに、お前の名はイスラエルだと言われました。このイスラエルという名前が今日も用いられているのですが、かつてヤコブがラバンのもとを離れて、いよいよカナンの地に帰るというとき、ペヌエルというところで神がヤコブと格闘した時に次のように言われたことがありました。

 

「その人は言った。「お前の名はもうヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と闘って勝ったからだ。」」(創世記32:29)そして今日の個所でさらにこのように言われました。「あなたの名はヤコブである。しかし、あなたの名はもはやヤコブと呼ばれない。イスラエルがあなたの名となる。」神はこうして、彼をイスラエルと名付けられた。

 

これ以後、ヤコブのみならずヤコブの子孫たちも、これから広がっていった民族がイスラエルと呼ばれるようになりました。これは神によって付けられた名前です。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはアブラハム、イサク、ヤコブと共に働き、その後のイスラエル民族を導き、やがて私たちの救い主であるイエス・キリストを遣わして、私たちを霊的なイスラエル(神の民)としてくださいました。日々の歩みのすべてを、神の民らしく歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。