31:33 そこで、ラバンはヤコブの天幕に入り、更にレアの天幕や二人の召し使いの天幕にも入って捜してみたが、見つからなかった。ラバンがレアの天幕を出てラケルの天幕に入ると、

31:34 ラケルは既に守り神の像を取って、らくだの鞍の下に入れ、その上に座っていたので、ラバンは天幕の中をくまなく調べたが見つけることはできなかった。

31:35 ラケルは父に言った。「お父さん、どうか悪く思わないでください。わたしは今、月のものがあるので立てません。」ラバンはなおも捜したが、守り神の像を見つけることはできなかった。

31:36 ヤコブは怒ってラバンを責め、言い返した。「わたしに何の背反、何の罪があって、わたしの後を追って来られたのですか。

 

ヤコブが家を出たことを知ると、ラバンはすぐに彼らを追いかけました。そして家の守り神(偶像9を盗んだことを話し、ヤコブたちが持っているかどうかそれぞれのテントを調べて捜索するのです。

 

実際、それはラケルが盗んでいたのですが、彼女は自分が乗っているらくだの鞍の下に隠していたために見つけることが出来ませんでした。

 

らくだの鞍は箱のような台で、ラケルは他のものが彼女の不浄によって汚れることがないように、その上に座っていたのでしょう。ラバンはそのような不浄のところを調べようとはしませんでした。

 

いずれにしても、見つからなかったことで、ラケルが殺されることもありませんでしたし、ヤコブやその家族たちが責められることもなく、彼らはそろってカナンの地に帰ることが出来ました。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが私たちに与えてくださる祝福は、言葉だけの祝福ではなく、実際に私たちの生活に及ぼしてくださる具体的な祝福です。あなたの祝福のうちに生かされていることを覚えて、主に在って日々を歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。