23:56 婦人たちは、安息日には掟に従って休んだ。

24:1 そして、週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。

24:2 見ると、石が墓のわきに転がしてあり、

24:3 中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。

 

イエス様が十字架におかかりになった時、イエス様を慕っていた少数の女性たちもそれを目撃していました。そして、イエス様が葬られた時の様子も見届けていたのです。

 

イエス様は十字架から降ろされた後でアリマタヤのヨセフの墓に葬られたのですが、すぐに安息日になりましたので、急いで葬りをしなければなりませんでした。それでこの女性たちは、丁寧な葬りをして差し上げたいと考えたようです。

 

それで安息日が明けた日曜日の朝、香料をもってお墓に出かけて行ったのです。

しかし、お墓に行って「見ると、石が墓のわきに転がしてあり、中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった」のです。

 

お墓の入り口には大きな石が転がしてあって、封印がしてあり、しかも番兵が夜も寝ないで番をしているという厳重な警備がしてあったのに、イエス様の遺体は見当たらなかったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、十字架に架かり、死んで葬られたイエス様は、かねてから十字架に架かけられ、三日目によみがえることを弟子たちに伝えておられました。しかし、弟子たちはその言葉を真に受けてはいなかったと思われます。イエス様が捕らえられた時には、弟子たちはその場から逃げ出してしまい、近くで様子をうかがっていたペトロは、「あなたもイエスの弟子ではないのか」と言われたときに、「私はイエスなど知らない」とイエス様を否認してしまいました。あのような場面に遭遇した時、私たちもペトロと同じように自己保身のために逃げ出してしまうのではないかと思います。そんな、私たちのために、イエス様は十字架に向かい、ご自身を神の前に全きいけにえとして捧げ、罪人が受けるべき罪の報いを受けて、私たちの罪の贖いを実現してくださいました。あなたの恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。