2:21 主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。 2:22 そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、
2:23 人は言った。「ついに、これこそ/わたしの骨の骨/わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう/まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
神はアダムのあばら骨の一部をとって、それを用いて女を創造なさいました。頭からではなく足からでもなく、あばら骨からということの内には、男性と女性が本質的にも、人間の尊厳性においても対等の立場にあることが示唆されています。
アダムにとって、それまでに造られた被造物は、いずれも素晴らしいものではありましたが、アダムのパートナーとはなり得ないものばかりでした。しかし、神が女を創造してアダムのところに連れてくると、アダムは、「ついに、これこそ/わたしの骨の骨/わたしの肉の肉。これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう/まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」と喜びをもって答えました。
アダムの助け人は、アダムが探し出したのではなく、神ご自身が備えてくださいました。神は、「人が一人でいるのは良くない」ことを知っておられましたから、アダムにふさわしい助け手であり、共に歩むパートナーとしてエバを与えてくださいました。
祈り
天の父なる神様、あなたは人を男と女に創造し、助け合い、愛し合いつつ、共に生きる者としてくださいました。私たちの身近なひとりひとりにそのような関係のうちに共に歩むことが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。