5:4 アダムは、セトが生まれた後八百年生きて、息子や娘をもうけた。
5:5 アダムは九百三十年生き、そして死んだ。
5:6 セトは百五歳になったとき、エノシュをもうけた。
5:7 セトは、エノシュが生まれた後八百七年生きて、息子や娘をもうけた。
5:8 セトは九百十二年生き、そして死んだ。
この個所にはセトが生まれてエノシュをもうけ、912年生きてやがて死を迎えたことが記されています。
聖書は、このところで、私たちの人生にも2つの道があることを教えています。それは、カインの道とセトの道です。その内、セトの道を選んで生きるようにと私たちに教えています。
セトとは、「土台」を表す言葉です。ここに記されている年代は、私たちの常識からすればあまりに長く生きていたように思われます。これは、しばらく後に起こるノアの洪水の出来事の前と後で大きく違ってきていることが分かりますが、私の聖書解釈の立場は、聖書を字義通りに解釈するという立場です。
ですから、年代もそのままの年代で生きたと理解しています。このように聖書を読んでいくとき、聖書が如何に深い知恵に基づいて記されており、ここに働く神の御手に守られて、今の私たちも生かされていることがよく分かるようになります。
祈り
天の父なる神様、この世界に命を生み出し、その一つ一つをこれまで養い、守り、育ててくださる恵みを感謝いたします。この世の人生がどれほどの年であったにせよ、世々のあなたの民が願い求めてきたように、いつまでも主の宮に住む者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。