2:18 娘たちが父レウエルのところに帰ると、父は、「どうして今日はこんなに早く帰れたのか」と尋ねた。

2:19 彼女たちは言った。「一人のエジプト人が羊飼いの男たちからわたしたちを助け出し、わたしたちのために水をくんで、羊に飲ませてくださいました。」

2:20 父は娘たちに言った。「どこにおられるのだ、その方は。どうして、お前たちはその方をほうっておくのだ。呼びに行って、食事を差し上げなさい。」

2:21 モーセがこの人のもとにとどまる決意をしたので、彼は自分の娘ツィポラをモーセと結婚させた。

2:22 彼女は男の子を産み、モーセは彼をゲルショムと名付けた。彼が、「わたしは異国にいる寄留者(ゲール)だ」と言ったからである。

 

モーセはミディアンの祭司(他のところではその名前はエトロと呼ばれています。出エジプト記3:1,4:18)のところに滞在することになり、その娘であるティポラを奥さんにむかえました。

 

その後、およそ40年もの間モーセは、ミディアンの祭司の家で過ごすことになりましたが、聖書はこのころの暮らしについては、ほとんど言及していません。

 

ミディアンの祭司が、どのような神に仕えている祭司であったのかは分かりませんが、聖書が教えている神でないことは確かです。そうした中にあって神はモーセの信仰を守ってくださったに違いありません。

 

それがどこであっても、また、神を信じる者がたった一人であったとしても神がともにおられて、守り導いてくださることは大きな慰めです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはミディアンの地に逃れていったモーセを守り、導き、やがてあなたの御業を行う者としてくださいました。私たちも整えられ、聖霊に導かれたあなたの御業を行うことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。