2:1 だから、すべて人を裁く者よ、弁解の余地はない。あなたは、他人を裁きながら、実は自分自身を罪に定めている。あなたも人を裁いて、同じことをしているからです。
2:2 神はこのようなことを行う者を正しくお裁きになると、わたしたちは知っています。
2:3 このようなことをする者を裁きながら、自分でも同じことをしている者よ、あなたは、神の裁きを逃れられると思うのですか。
2:4 あるいは、神の憐れみがあなたを悔い改めに導くことも知らないで、その豊かな慈愛と寛容と忍耐とを軽んじるのですか。
人を裁いてはならないと言われています。私たちは、自分自身のことを棚に上げて他の人を裁くことがありますが、「人を裁いて、同じことをしている」ということの罪が指摘されています。
他の人には知られていなくても、どのような罪であっても、神はすべてをご存じなのです。私たちは生まれてから死ぬまでに犯した罪のゆえに、「一度死ぬことと、死んだのち裁きを受けることが定められているのです。」この神の裁きから逃れることのできる人は一人もありません。
けれども、「神の憐れみがあなたを悔い改めに導く」と言われているように、神は罪を犯した人が、その罪を自覚し、悔い改めることが出来るように、聖霊によってお導きくださるのです。
祈り
天の父なる神様、罪ある者を救うために、あなたのひとり子をもお遣わしくださる恵みを感謝いたします。心からの悔い改めをもって、あなたの御手により頼むことが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。