7:1 それとも、兄弟たち、わたしは律法を知っている人々に話しているのですが、律法とは、人を生きている間だけ支配するものであることを知らないのですか。

 7:2 結婚した女は、夫の生存中は律法によって夫に結ばれているが、夫が死ねば、自分を夫に結び付けていた律法から解放されるのです。

 7:3 従って、夫の生存中、他の男と一緒になれば、姦通の女と言われますが、夫が死ねば、この律法から自由なので、他の男と一緒になっても姦通の女とはなりません。

7:4 ところで、兄弟たち、あなたがたも、キリストの体に結ばれて、律法に対しては死んだ者となっています。それは、あなたがたが、他の方、つまり、死者の中から復活させられた方のものとなり、こうして、わたしたちが神に対して実を結ぶようになるためなのです。

 

私たちは、律法によって罪と死に束縛された者ですが、「律法とは、人を生きている間だけ支配するものであることを知らないのですか。」と言われています。死んでしまったら、もはや律法はその人を罪に問うことはないのです。

 

結婚した男女も、その配偶者が死ねば、夫婦の束縛から解放されて、別の配偶者と結婚することも可能になります。このように、律法は人を生きている間だけ支配するものなのです。死ねば律法の支配から自由になるのです。

 

さらに4節には、「あなたがたも、キリストの体に結ばれて、律法に対しては死んだ者となっています。それは、あなたがたが、他の方、つまり、死者の中から復活させられた方のものとなり、こうして、わたしたちが神に対して実を結ぶようになるためなのです。」と言われています。

 

キリストに結ばれた者は、律法に対して死んだものとなっていると言われています。キリストが私たちの罪を贖って下さり、私たちの罪の償いをしてくださったからです。

 

祈り

 

天の父なる神様、律法は、人が生きているときにだけ支配し、人が死ねば律法の縛りから解放される。イエス・キリストを救い主と信じて受け入れる者は「キリストの体に結ばれて、律法に対しては死んだ者となっている」ので、イエス・キリストにあるものは、すでに律法からは自由な者となっていることを心より感謝いたします。あなたの恵みに応える生活が出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。