15:4 かつて書かれた事柄は、すべてわたしたちを教え導くためのものです。それでわたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。
15:5 忍耐と慰めの源である神が、あなたがたに、キリスト・イエスに倣って互いに同じ思いを抱かせ、
15:6 心を合わせ声をそろえて、わたしたちの主イエス・キリストの神であり、父である方をたたえさせてくださいますように。
「かつて書かれた事柄」とは、この時点では主に旧約聖書のことを指しています。私たちは新約聖書も読むことが出来ますので、旧約聖書と新約聖書を指していると考えてよいでしょう。
これらの聖書を神の言葉として受け入れ、これを私の信仰と生活の基準として生きていく時に、生きて働いておられる神様が聖書と共に私たちのうちに働いて、真理を教え、私たちがこの世にあって生きるべき道を教え導いてくださるのです。
神は、「忍耐と慰めの源である」お方です。罪を犯し続けている私たちをも忍耐をもって導き、「キリスト・イエスに倣って互いに同じ思いを抱かせ、心を合わせ、声をそろえて」イエス・キリストを主として生きる幸いな人生へと私たちを導いてくださるのです。
祈り
天の父なる神様、古い時代の人も新しい時代の人も、ユダヤ人も異邦人も、あらゆる境遇の人たちが、様々な違いを超えて「キリスト・イエスに倣って互いに同じ思いを抱かせ、心を合わせ、声をそろえて」イエス・キリストにあって心を一つにしていくことが出来る恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。