11:27 従って、ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。
11:28 だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から飲むべきです。
11:29 主の体のことをわきまえずに飲み食いする者は、自分自身に対する裁きを飲み食いしているのです。
11:30 そのため、あなたがたの間に弱い者や病人がたくさんおり、多くの者が死んだのです。
ここには、だれでもかれでもパンとぶどう酒にあずかればよいとは言われていません。「ふさわしくないままで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。」と言われています。
「ふさわしい者」とはどのような人でしょうか。罪のない人はひとりもいません。あの当時パンとぶどう酒にあずかった弟子たちも罪ある者でした。主イエスは、ヨハネによる福音書15章16節において「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。」と言われました。
彼らは罪がありながらもイエス・キリストによってこの世から選ばれた者であり、イエス・キリストを信じる信仰が与えられ、信仰によってその罪を赦された人たちであったのです。そのような人たちが、パンとぶどう酒をいただくのにふさわしい人たちであるということが出来ます。
祈り
天の父なる神様、この世から選び出して、信仰を与え、罪赦されてあなたの恵みのうちを歩み続けることが出来ますことを感謝いたします。主にあって歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。