ほかのだれによっても、救いは得られません。わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。」使徒の働き4章12節

この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。

 

「救い」というとき、私たちは、重い病気が治るとか、倒産しかかった会社が立てなおされるとか、人間関係がうまくいくようになる、貧しい生活から抜け出すことが出来るなど、この世的に苦しい生活から解放されるということを考えるかもしれませんが、聖書が教えている「救い」は、神との関係が損なわれてしまっている者が、その関係を回復できるようになるということです。

 

神こそが私たちのいのちの源であり、あらゆるよきものを与えてくださる方だからです。罪の束縛から解放されて、神と共に生きるようになることは、悔い改め、回心、罪の赦し、新生などという言葉で表されることもあります。

 

私たちはみな神の前に罪を犯し続けてしまう者ですが、罪ある者を招き、神との関係を回復させてくださる救い主としてイエス・キリストは来てくださいました。神の御子であるお方が人としてこの世に生まれ、その生涯と十字架の死と復活によって、救いの道を開いてくださったのです。この方以外に、私たちを罪から贖うことのできる方はほかにいません。

 

祈り

 

天の父なる神様、神様以外に私たちの罪を赦すことのできる方はほかにいませんが、何の根拠もなしに私たちの罪を赦すことはできません。罪のないあなたのひとり子を私たちの救い主として遣わしてくださったことを心より感謝いたします。キリストを我が主と仰ぎながら、御霊に導かれてこの生涯を歩みゆくことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。