こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。エフェソ1:10節
「時が満ちるに及んで、救いの業が完成され」とありますのは、世の終わりの時、主イエスの再臨とともに救いの業が完成されるときのことです。救いの業が完成された時には、真の神のみがたたえられるようになり、もはや悪も争いもなく、神に敵対する者も偶像崇拝をするものもなく、すべてのものが愛し愛される世界が実現しますが、そのためには、かってのあの洪水の出来事において多くの人々が裁かれたように、神による裁きの時が来るのです。
おそらく、この世界がこのままいつまでも続くと思っている人は少ないのではないでしょうか。いつかは終わりの時が来る。そう思ってはいるけれども、いつその時が来るかはわからないのです。人によっては、終わりの時は核戦争によって終わるとか、自然破壊が極まって終わるなど人為的な要素によって終わりが来ると考える人もいるかもしれませんが、聖書は、神が決着をつけられるというのです。
その時は誰も知りませんが、「時が満ちるに及んで」とあるように、神はその時を定めておられ、裁きと解放の時が近づきつつあるのです。今、私たちは、主の祈りにおいて、「御心が天で行われるように地でも行われますように」と祈っていますが、この祈りが完全に実現する時がやがて来るのです。
祈り
天の父なる神様、私たちは、その罪のためにあなたの前にでることもできないものでしたが、主イエスのゆえに罪を赦され、義なるものとされて、主イエスとともに永遠に暮らす時が来ることを覚えて感謝いたします。「天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられる」ときを望み見ながら、日々を歩むものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。