41:47 豊作の七年の間、大地は豊かな実りに満ち溢れた。

41:48 ヨセフはその七年の間に、エジプトの国中の食糧をできるかぎり集め、その食糧を町々に蓄えさせた。町の周囲の畑にできた食糧を、その町の中に蓄えさせたのである。

41:49 ヨセフは、海辺の砂ほども多くの穀物を蓄え、ついに量りきれなくなったので、量るのをやめた。

41:50 飢饉の年がやって来る前に、ヨセフに二人の息子が生まれた。この子供を産んだのは、オンの祭司ポティ・フェラの娘アセナトである。

41:51 ヨセフは長男をマナセ(忘れさせる)と名付けて言った。「神が、わたしの苦労と父の家のことをすべて忘れさせてくださった。」

41:52 また、次男をエフライム(増やす)と名付けて言った。「神は、悩みの地で、わたしに子孫を増やしてくださった。」

 

ヨセフが総理大臣になった後、エジプトでは7年間の豊作が続きました。ヨセフはその七年の間に、エジプトの国中の食糧をできるかぎり集め、その食糧を町々に蓄えさせました。

 

当初は、どれだけ集めたのか図っていましたが、あまりにも多くなったために量ることが出来なくなり、量ることをやめたと言われています。日本でも、江戸時代には各地の神社にたくさんのコメが蓄えられていて、災害が起こった時にはそれを人々に分け与えたと言われています。

 

やがてヨセフは、その妻アセナテとの間に、マナセとエフライムという二人の息子をもうけました。後に、レビ族は祭司として各地に分散しますが、マナセとエフライムは、イスラエルの12部族に数えられて、それぞれに居住地を定められていくことになります。

 

祈り

 

天の父なる神様、ヨセフの生涯を通して、あなたが私たちをも愛し、私たちをも支え導いてくださることを教えてくださっています。あなたが与えてくださっている、闇の中に輝く光を見ることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。