13:1 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。

 13:2 従って、権威に逆らう者は、神の定めに背くことになり、背く者は自分の身に裁きを招くでしょう。

 

「上に立つ権威に従う」ことが教えられています。上に立つ権威は、子供であれば親でしょうし、学校の先生でもあるでしょう。会社であれば上司であり、社会的な面でいえば、為政者ということもできるでしょう。

 

ここで忘れてはならないことは、「上に立つ権威」のうち最高の権威は、主なる神であるということです。聖書には、上に立つ権威であるエジプト王の言葉に逆らって、主なる神に従ったモーセや、偶像を拝むように命じたネブカデネザル王に逆らって、主なる神に従った信仰者たちのことが記されています。

 

初代教会の信仰者たちは、ユダヤの最高法院の命令に背いてイエス・キリストの福音を宣べ伝えていきましたし、皇帝の像を拝むように命じたローマ皇帝の命令に背いて主なる神のみを神として崇めていきました。

 

こうしたことを考え合わせると、上に立つ権威に従うとは、すなわち神に聞き従うことであると言うことが出来ます。

 

祈り

 

天の父なる神様、上に立つ権威に従うことがあなたの御心ですが、すべてのものの権威の上におられるのはあなたですから、常にあなたの御心を求めて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。