6:34 返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。

6:35 しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。

6:36 あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」

 

「むくいをのぞまで、ひとにあたえよ」という讃美歌がありますが(讃美歌536番)、私たちは、何らかの見返りを求めて、人に親切にするようなことがあるかもしれませんが、主イエスは、そのような報いを期待してするのではなく、真心からその人を愛する心をもってそれをしなさいと言われています。

 

考えてみれば、神様はこの世界にあるあらゆるよきものを無償で与えて下さっています。このように言われたイエス様は、何の報いも期待することなく、ご自身のいのちをも私たちのために与えて下さいました。

 

また、賛美歌121番にも次のように言われています。すべてのものを あたえしすえ、死のほかなにも むくいられで、十字架のうえに あげられつつ、敵をゆるしし この人を見よ。

 

これほどに私たちを愛し抜いてくださった。この人を見ていきたいと思います。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちの思いによる判断ではなくて、あなたのみ言葉に基づいた判断をすることが出来ますように。あなたが身をもって教えてくださいましたように愛することが出来るものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。