4:24 途中、ある所に泊まったとき、主はモーセと出会い、彼を殺そうとされた。
4:25 ツィポラは、とっさに石刀を手にして息子の包皮を切り取り、それをモーセの両足に付け、「わたしにとって、あなたは血の花婿です」と叫んだので、
4:26 主は彼を放された。彼女は、そのとき、割礼のゆえに「血の花婿」と言ったのである。
4:27 主はアロンに向かって、「さあ、荒れ野へ行って、モーセに会いなさい」と命じられたので、彼は出かけて行き、神の山でモーセと会い、口づけした。
4:28 モーセは自分を遣わされた主の言葉と、命じられたしるしをすべてアロンに告げた。
アブラハムとの間に結ばれた契約である割礼(創世記17:10~14)をモーセが生まれた子供に行わなかったために、主はモーセを殺そうとされますが、妻であるチッポラが息子に割礼を授けてその血をモーセの両足(25節)につけることで、モーセのいのちを救います。
この「つける」という語は、12:22~23でエジプト人の長子と一緒に殺されないように、子羊の血を戸口の門柱とかもいに塗ったのと同じ言葉が使われています。
神は、アロンに、モーセに会いに行くように促し、モーセは神によって教えられたことをアロンに伝えて、この二人が神によって遣わされて大事業を行うことになるのです。
祈り
天の父なる神様、いよいよ出エジプトを行うにあたって、あなたはまずモーセ自身とその家族に対して、確かな信仰をもって生きるようにされました。他の人に教えるためには、教える者自身がまず確かな神への信仰が求められているということです。あなたが契約に忠実であられるように、私たちも誠実に主に従うものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。