40:3 侍従長の家にある牢獄、つまりヨセフがつながれている監獄に引き渡した。

40:4 侍従長は彼らをヨセフに預け、身辺の世話をさせた。牢獄の中で幾日かが過ぎたが、

40:5 監獄につながれていたエジプト王の給仕役と料理役は、二人とも同じ夜にそれぞれ夢を見た。その夢には、それぞれ意味が隠されていた。

40:6 朝になって、ヨセフが二人のところへ行ってみると、二人ともふさぎ込んでいた。

40:7 ヨセフは主人の家の牢獄に自分と一緒に入れられているファラオの宮廷の役人に尋ねた。「今日は、どうしてそんなに憂うつな顔をしているのですか。」

40:8 「我々は夢を見たのだが、それを解き明かしてくれる人がいない」と二人は答えた。ヨセフは、「解き明かしは神がなさることではありませんか。どうかわたしに話してみてください」と言った。

 

ヨセフは夢見る人といわれていましたが、それは今の状況を超えて神が約束し、与えてくださる希望を持って、すなわち信仰をもって歩むことが出来た人でした。だからこそ様々な試練にあってもそれを乗り越えて生きることが出来たのです。

 

さらにヨセフは、自分が夢見る人であるばかりでなく他の人の夢を解き明かすことのできる人でした。

王の給仕役と料理役が夢を見た時、ヨセフは、「解き明かしは神がなさることではありませんか。どうかわたしに話してみてください」と二人に伝えました。

 

神がこれらの二人に夢によってこれから起こることを示し、ヨセフにそれを解き明かす力を与えてくださいました。このように神は、どこにあっても、様々な人々を用いて、その救いの御業を行い、神の民を導いていてくださるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちに夢を見ること、将来を描くことが出来る能力を与えてくださっていることを感謝いたします。順境の時も逆境の時も、ぶれることなく与えられている祝福の恵みを描きつつ生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。