時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。だから、無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。エフェソ5:16~17

時をよく用いなさいという表現は、コロサイ人への手紙4章5節にも見られます。ここではその理由として今は悪い時代なのですといわれています。これは、主イエスの再臨が近いことを強調し、人々に救いの福音を伝える時間はあとわずかしか残されていないということを暗示しているようです。

実際、初代のキリスト教会では、迫害が厳しい時代でしたが、それだけに主イエスの再臨を待ち望む思いが強く、もうまもなくイエス・キリストは再臨し、世の裁きと救いの完成の日が来ると考えられていました。

やがてイエス・キリストが再臨して裁きと救いが完成するときが来る、人々に残された時はあとわずかである。この意識が、人々に福音を伝える大きな力ともなりました。初代教会のクリスチャンたちは、主の御心が何であるかを悟り、多くの人々に福音を伝え、愛の奉仕を行っていったのです。

祈り

天の父なる神様、与えられた時をどのように用いるか、それをよりよく用いるために、心を新たにして神の御心が何であるかを悟るようにと教えられていました。そのように主に在って歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。